ステラ
ステラは、軟質系プラスチックを効率よく圧縮成型します。 使用後の処理問題を解決する新たなソリューションです!
ステラができること
ステラは軟質プラスチックのリサイクル工程における環境負荷を最小限に抑え、発生元での最適なリサイクル処理をサポートします。再利用のループをより小さく、自社内でリサイクルが完結させることができます。
リサイクルの効率化!
熱をかけずに最大 1/40 に圧縮成型!
ステラは、破砕処理された軟質系プラスチックを熱溶融せずに摩擦熱のみで最大 1/40 に圧縮成型します。乾燥工程や冷却工程が不要となり、軟質プラスチック処理工程の最適化を実現します。従来の処理機と違い、樹脂溶融時の特有な臭いの発生がなく濡れたまま処理ができます。省電力・省スペースで自社内でのリサイクル処理を可能にして持続可能なプラスチックの有効利用を実現します。
ステラは、フィルムや袋、発泡シート、食品トレイ、発泡スチロールなどの軟質プラスチックを、押し込みローラーの回転によって生じる摩擦熱で原料を軟化させ、ダイスに押し込み、円柱状に成形します。成型サイズや形状は、原料となるプラスチックの成分等により変わります。
リサイクルの最適化!
マテリアル OR サーマルの選択肢!
圧縮成型物は、分子間の熱劣化をせずに原料を圧縮成型するため、再生原料として高い品質を保ち、製造過程で発生する端材や切削くずなどを再生原料として再利用することが可能です。また、複合材や状態の悪い軟質プラスチックは、ステラで処理後樹脂燃料ボイラーの燃料として有効利用ができ、樹脂ボイラーを同時に導入することのより自社内でエネルギー化、製造過程の熱源利用を可能にします。
発生する使用済プラスチックをゴミとせずに自社内で再資源化・再利用することは、従来の外部依存型のゴミマネジメントから脱却して、持続可能な自己完結型のマネジメントを可能にします。廃プラスチックの国内滞留や海洋プラスチック問題など現在課題となる様々なプラスチック問題解決の一助となります。
ステラの3つの特徴
POINT1
省電力・高効率!
熱をかけずに摩擦熱のみで圧縮成型するので省電力。溶融機のような加熱・冷却・乾燥工程がなく効率よく処理ができます。
POINT2
小型・省スペース!
幅560×奥行1,150×高さ1,070㎜と超小型な処理機です。樹脂が溶ける臭いもなく限られたスペースで自社内処理が可能です。
POINT3
カスタマイズ可能!
素材に合わせダイスの口径・板厚をカスタマイズします。前処理から貯留タンクへ送りこむ吸引搬送装置までの自動化が可能です。
どんな軟質プラスチックを処理できるの?
圧縮成型が可能なプラスチックの種類
下記サンプル例は、ステラでペレット化が可能な軟質プラスチックの参考例となります。実際の嵩比重や減容率は、原料となる軟質プラスチックの水分率や難燃剤/接着剤などの含有率により変動します。また、原料の形状や状態により、ステラに原料を投入する前処理として破砕や洗浄などの工程が必要になります。
上記は一例です。その他、SEBS、ABS樹脂、紙、木くずなどの圧縮成型が可能です。詳細はお問い合わせください。
発泡スチロールの圧縮成型について
発泡スチロールの圧縮成型には、弊社の発泡スチロール減容機スチロスで、破砕・脱泡・圧縮の前処理が必要となります。スチロスの排出先端部と連結させて、圧縮成型まで一連の処理を連動運転ですることができます。
樹脂燃料の燃料価値について
廃プラスチックは石炭や石油と比べても同等の高い発熱量があります。ステラで処理した圧縮成型物は、弊社の樹脂燃料ボイラーイーヴォルの燃料としてご使用いただけます。※燃料利用ができる樹脂の種類に規定があります。詳しくはイーヴォルの製品ページをご覧ください。
■ 発熱量の比較
種類 | 発熱量 |
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樹脂燃料 | 8,800kcal/kg |
灯油 | 8,640kcal/L |
A重油 | 9,340kcal/L |
木質ペレット | 4,300kcal/kg |
RPF | 6,000kcal/kg |
樹脂燃料を安全に燃焼させエネルギー回収を可能にする樹脂燃料専用ボイラ「イーヴォル」をイーヴォルを中心とした廃プラスチックの小型サーマルリサイクルシステムをにe-PEP(イーペップ)と呼びます。
樹脂燃料専用ボイラーについて
ステラで圧縮成型処理後、樹脂燃料として樹脂燃料専用ボイラにて自社内で温水・温風・蒸気のエネルギー利用ができます。詳しくはお問い合わせください。
商品の詳細を電子ブックでご覧いただけます。
FAQ
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Q
現在スチロスを使用しております。ステラに連結して使用は可能ですか?
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A
今お使いのスチロスに接続が可能です。ただし、スチロスとステラを連動運転するために、スチロス内部のシーケンサーなどの改造が必要です。御見積をいたしますのでお気軽にご相談ください。
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Q
スチロスとステラを連結させて使用しています。どちらかで異常が発生した場合は、どうすればいいですか?
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A
どちらかの機械で異常が発生した場合、機械の安全装置により、両方の機械の運転が自動停止します。スチロスとステラ-コネクトは簡単に切り離しが可能です。切り離して、異常が発生した機械のメンテナンス(例.異物を取り除くなど)を行って下さい。
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Q
成型物が粉っぽくうまく成形されない時があります。どのように対処したら良いですか?
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A
以下の3点をが考えられます。
1:運転開始後、しばらくは成形部が冷えている為に柔らかいペレットが排出される。
2:マトリックスが緩んだ状態でスチロスの圧縮状態が未完全の可能性があります。圧縮レベル調整レバーで調整を行ってください。
3:ローラーユニット又はフラットダイが摩耗している可能性があります。1と2で改善しない場合は弊社までご連絡ください。
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