クリーンオーシャンプロジェクト2050

当社は、海洋プラスチック問題の解決に向けて、リサイクルができない日本近海に流れ着く漂着プラごみ(インバウンド)と日本国内で廃棄される企業プラごみ(アウトバウンド)の両バウンドにおいて、発生現場でのプラごみを有効なエネルギー資源と捉え、発生元での付加価値化モデル構築を目指しています。

当社では下記、4つのSDGsプラットフォームで海ごみに対する持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。

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Plastic smart
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2つの発生元でプラごみをエネルギー化

本プロジェクトは、日本の沿岸に漂着する海洋ごみの約80%にのぼる漂着プラスチック(下流)と、日本の廃プラごみの約半分に相当すると言われる企業で発生する産業プラスチック(上流)の2つの発生元で、環境負荷を最小限に抑えたプラスチックの有効利用を推進し、海洋汚染の防止に取り組むプロジェクトです。

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漂着プラを地域活性の新素材として有効利用

漂着プラごみをクリーンエネルギーとして地域の補助熱源に利用する試みは、マイクロプラスチック抑制とともに、地域の観光、産業、環境に新たな付加価値向上に付与します。プロジェクト構築エリアでは、自治体、団体、企業などと連携し、持続可能なプラスチックの循環社会の構築を目指します。

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はじまりは水産庁の漂着フロート圧縮・燃料化実証

プラスチック漂着物の中で時にマイクロプラスチック化されやすく、さらに回収後の処理が難しい漂着フロートを公益財団法人海と渚環境美化・油濁対策機構との『漂流・漂着物対策促進事業で実証試験を2007年から取り組んできました。

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これまでに、離島・漁業協同組合を中心に水産庁の外郭団体「海と渚環境美化・油濁対策機構」様と各対象自治体15拠点にて実証試験を行い、16,000本の圧縮減容を現地で行い、現在まで14拠点で実機導入が進んでおります。特に離島は、燃料費が本島よりも高いことや、廃棄物の処理施設が限られていることから本島への輸送費が大きなコスト負担となっており、ステークホルダーと連携し環境とエネルギーの両側面から持続可能なエリア内ループの構築を目指し、2022年度までに、漂着フロートからエネルギー回収する日本初地域創生モデルが始動する予定です。