北海道建設新聞に発泡スチロールペレット燃料化装置(E-PEP)が掲載されました
商品情報2013.10.29 掲載
2013年10月29日付北海道建設新聞に、発泡スチロールペレット燃料化装置(E-PEP)の紹介記事が掲載されました。
新聞掲載内容
発泡スチロールをペレットに
燃料化装置開発へ
エルコム(本社・札幌)は、廃発泡スチロールのペレット燃料化装置「E-PEP(イーペップ)」を開発している。発泡スチロール専用の圧縮減容機、圧縮後の素材をペレット(細かい固まり)化するマシン、ペレットが主燃料となるボイラで構成。かさばりやすい発泡スチロールを25分の1まで減容するため運送費をカットできるほか、製造したペレットを燃料に使うことでランニングコストを低減する。
摩擦熱で体積を4%まで圧縮
同装置は、海と渚環境美化・油濁対策機構(東京)の依頼を受け、2012年1月から開発に着手。同社新事業推進部の岡本ひろみシニアマネージャーは「西日本では養殖に発泡スチロール製のブイ(浮き)を多用しているが、寿命がくると廃棄するための手数料が1個につき1000円ほど掛かる。この高コストが問題となっていた」と開発依頼の背景を説明する。
装置のうち、圧縮減容機「スチロス-ブイ」は07年1月に製品化。本体下部から水を吸い上げ、スクリュープレスで圧縮する。その際発生する摩擦熱で素材を柔らかくして減容する仕組みで、異臭などを発生させない。体積を4%まで圧縮するので、リサイクル工場などに運ぶ費用を大幅に減らせる。使用電気料は1時間当たり50円㍗とランニングコストも安価だ。
圧縮減容した発泡スチロールをペレット化する「イーペップ-ペレタイザー」はことし3月に開発を終え、販売を始めている。このペレットは、開発中の「イーペップ‐ボイラー」の燃料として販売することで利益を見込め、導入先に焼却炉がある場合は、助燃剤としても活用できる。
イーペップ-ボイラーは、西日本ではウナギの養殖場など、道内ではビニールハウスで花、野菜、果物を栽培する農家などへの販売を想定。化成工場にはイーペップ装置の一括導入も提案していく。
ペレットの発熱量は1㌔当たり8833㌔㌍で、灯油1㍑の発熱量とほぼ同等。同社はイーペップ-ボイラーを「新しいエネルギー源ボイラとして普及させる」ため、スチロス-ブイとイーペップ-ペレタイザーを含めた営業ルートの開発を積極的に進めているという。
問い合わせは同社、電話011(727)7003まで。
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