この度、弊社は令和2年度『北海道省エネルギー・新エネルギー促進大賞」において「新エネルギー部門大賞」を受賞致しました。

北海道省エネルギー・新エネルギー促進大賞とは？

「北海道省エネルギー・新エネルギー促進条例」に基づく、省エネルギーの促進と

新エネルギーの開発・導入の促進に関して、顕著な功績のある個人・団体等を対象とした表彰制度です。

この度は、北海道省エネルギー・新エネルギー促進大賞において、プラスチックを主燃料としてクリーンエネルギー化する弊社のシステムに対して、新エネルギー部門大賞をいただけましましたことを大変光栄に思います。

昨今、海洋への流出が国際的な問題となる使用済プラスチックを排出元でゴミにせず、排出者が自社内で熱エネルギー利用を可能にする「e-PEPシステム」は、2016年の環境展にて樹脂ボイラーイーヴォルの完成とともにプレスリリースいたしました。以来、排出元で、使用済プラスチックを外部依存することなく自社内で有効利用を可能にして、海洋への流出を抑制する画期的なシステムとして他方面の方々から厚い期待とご支援をいただいてきたことを、この場をお借りしまして深く御礼申し上げます。

2018年の中国の廃プラ輸入規制を皮切りに国内の廃プラの滞留量が増大したことで、処分費が上昇、さらに2021年1月から改正されるバーゼル法が施行されることでますます輸出が厳しくなることが予想されます。使用済みプラスチックを弊社の独自圧縮技術にて燃料化させて、さらに約70％のボイラ効率にてクリーンな熱エネルギー変換を可能にします。

当システムが、SDGｓの目標達成、ESG側面の強化などにも貢献できれば幸いでございます。資源に乏しい島国の日本にとって、使用済プラスチックの排出元でのつかう責任において、適切に処理され有効に利用ができるようこれからも一層の技術革新とともに、日々精進をしてまいります。

2020年10月2日

株式会社エルコム　常務取締役　相馬　嵩央